2014年4月9日、Windowsを作るマイクロソフト社の公式ブログにはこんな言葉が並んでいました。

“本日4月9日(日本時間)に、Windows XP / Office 2003 のサポートを終了させていただきます。”

マイクロソフト公式ブログ

これはつまり、Windows XP向けのセキュリティ更新プログラムや有償サポート、
技術情報のアップデートなどの提供が終了してしまうことを意味します。

これにより、もし新たなセキュリティ上の欠陥が見つかっても、パソコンを保護するための
セキュリティ更新プログラムは提供されないため、Windows XPのパソコンはセキュリティ上とても危険な状態に陥ることになります。

しかし、3月時点で世界のネットユーザーの28%はまだWindows XPを使っています。

今回はXPを使い続けることの危険性や今後の対策についてまとめました。

ネットを経由したサイバー犯罪

近年、ネットを経由したサイバー犯罪が広がっている現状があります。

警察庁の調査では、2013年に日本国内で発生したインターネットバンキングの“不正送金ウイルス”による被害金額は14億円に達しているとのことですが、2014年はさらに悪化しており、1?2月の2か月間だけですでに6億円もの被害が発生している、とのことです。

つまり、PCのセキュリティ問題は今までになく重要な課題になっているのです。

新しいOSに移行するかPCを買い換える

マイクロソフト社も?“Windows XPは、Windows 8の21倍マルウェアの感染率が高い“
と発表していますのですぐにでも新しいOSに移行すべきです。

マイクロソフトは新しいパソコンに買い換えることも薦めています。

しかしすぐに新しい機種に買い替えることができる人ばかりでもないでしょう。

一時しのぎ的な対策・・・

もしXPを使い続ける場合、いったいどのような対策をすればよいのでしょうか?

セキュリティリスクを軽減しながら、Windows XPを使い続けるために、
マイクロソフトでは以下のような対策をとるようにと言っています。

1. すべてのセキュリティ更新プログラムを適用下さい。
2. セキュリティ製品も最新の状態に。
3. インターネットに接続しないようにお願いします。
4. USBなど、外部記憶媒体の利用はできるだけ控えて下さい。

XP

ただ、インターネットに接続せず、USBも使えないということでは
PCとしてもはや使い物にならないですね。

Internet Explorer 6もサポート終了

実は、4月9日でサポートが終了したのはWindows XPだけではありません。
Microsoft Office 2003、Internet Explorer 6もサポートが終了となりました。

Internet Explorer 6はCSSやHTML 4.xの解釈問題で
WEBアプリ・サイト制作者を悩ませてきました。

そんなInternet Explorer 6もサポート終了ということで、歓迎している人もいます。

IE 6 DEATH.comというサイトでは、Internet Explorer 6のサポートが終了するまで時間を「死亡日時」としてずっとカウントダウンを行っていました。4月9日を迎えて、IE 6 DEATH.comでは、Internet Explorer 6の死亡が宣言されて、多くのユーザーから別れの言葉が寄せられています。

IE6-Countdown-to-Death-500x406

プラウザのお墓をホームページ上に作ってしまうセンスもびっくりですが、
Internet Explorer 6を使う人が4月9日で完全にいなくなるわけではありません。

2014年4月の時点で、Internet Explorer 6の世界シェアは4.15%となっています。

一見すると少ないとも思えますが、Safariが5.68%、Operaが1.20%
という数字と比較すると無視できないシェアの大きさと言えるのではないでしょうか。

Windows XPをまだ使い続けるユーザーがまだ一定数いる現状では、Internet Explorer 6が
本当に「死亡」するまでにまだまだ時間がかかりそうです。

実は「延命」できる?Windows XP

実はWindows XPを「延命」することもできるようです。

オランダ政府と英国政府は巨額のお金を払ってカスタムサポートの契約を交わし、Windows XPを使い続けることができるようになりました。

また米国政府機関や一部の医療機関でも機密にかかわるシステムや健康管理機器などで広くWindows XPが使われているといいます。国防や命に係わる部分ですから、こちらでも巨額な費用を伴うカスタムサポートの契約が結ばれることになるのかもしれません。

まとめ

サポート終了後も、一時しのぎの対策でWindows XPを使い続けるよりも、
新しいOSに移行するか、新しいPCに買い替えるべきです。

たしかに費用はかかりますが、今回のサポート終了は良い機会です。
セキュリティの問題もありますので、できるだけ早いうちに対策をするようにしましょう。

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