今回は、雨樋のリフォームについてお話ししますね。
雨樋のリフォームはいつ行うべきなのか、どこまで自分でできるのか悩んでいませんか?
雨樋の耐用年数や自分でできる補修とそうでない場合、業者の選び方をご紹介します。
雨樋の状態によって行う修理方法・DIYするときの材料とやりかた、雨樋の必要性などをお話しますね。
目次
雨樋(あまどい)の亀裂・穴・ゆがみから水漏れ!?状態別に必要な修理方法を知っておこう
雨樋が壊れる主な原因は、以下の5つです。
- 雨樋の中に落ち葉やホコリなどのゴミが詰まる
- 正しい傾斜でない
- 経年劣化
- 継ぎ手に隙間ができた
- 天候の影響
これらの原因によって、20年程度で壊れてしまうのが一般的ですが、雪が降る地域や雨樋の形状によってはもっと早く交換が必要になるケースがあります。
こうして壊れてしまった雨樋を修理する方法には、以下の3つのやり方があります。
- 雨樋同士をつなぐパーツの緩み・雨樋の小さいヒビや穴がある場合は「部分補修」
- 部分的な雨樋の外れ・軒樋の開き・雨樋の支持金具の曲がりや破損の場合は「部分交換」
- 劣化や破損の箇所が多い・雨樋設置後20年をこえる場合は「全部交換」
1つ1つくわしく見ていきましょう。
【雨樋の状態と修理方法】
1.雨樋同士をつなぐパーツの緩み・雨樋の小さいヒビや穴の場合は「部分補修」
雨樋同士をつなぐ場所が緩んでいる・外れている、雨樋にひび割れや穴がある(小さいもの)という状態であるときは、部分補修をします。
部分補修を自分でDIYするときの方法・材料・費用
テープ補修やコーキングをするときに、必要な道具と補修方法は以下のとおりです。
必要な道具 | ・雨樋補修テープまたはコーキング ・足場かはしご |
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補修方法 | ・補修する場所を確認 ・数センチくらいの穴やヒビであれば、雨樋補修テープを貼って補修 ・長く続くひび割れはコーキングを使って補修 |
参考価格 | ・雨樋補修テープ:約200〜300円(1mあたり) ・コーキング剤:約300円(1本あたり) ・コーキングガン:約300円(1つあたり) |
必要な時間 | 補修をする場所の数と状態によって変わります。 はしごを使用する場合は、かけかえる必要があるので、補修をする場所の数によっては1日で終わらないかもしれません。 |
注意すること
まずは、安全性の確保をします。
補修する場所が多いときは、雨樋の交換を検討しましょう。
【雨樋の状態と修理方法】
2.部分的な外れ・軒樋の開き・雨樋の支持金具の曲がりや破損の場合は「部分交換」
雨樋を部分的に交換する必要があるのは、以下の場合です。
- 雨樋が部分的に壊れている・外れて落ちている
- 軒樋が外側に開いてしまっている
- 雨樋を支えている金具が曲がってしまったり壊れてしまっている
具体的に交換する方法や道具などを見ていきましょう。
しかし、詰まりがひどい場合は、業者に依頼して掃除するか、部分交換するかの相談してくださいね。
部分交換を自分でDIYするときの方法・材料・費用
雨樋の取りかえの方法は、以下のとおりです。
必要な道具 | ・小さめのバール ・金づち ・のこぎり(パイプカット用) ・電動ドライバー(ない場合手動ドライバー) ・ビス ・コーキング ・雨樋用のり ・タコ糸など ・はしご ・新規雨樋:必要数 ・新規雨樋取り付け金具:必要数 など |
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取替方法 | ・雨樋取り付け金具を避けてはしごをかける ・既存の雨樋を撤去 ・既存の雨樋取り付け金具を撤去(バールで外す) ・金具の穴を補修(コーキング) ・新規の雨樋取り付け両側に金具設置(ビスでつける) ・金具にタコ糸を取り付け勾配の確認(水を流すための勾配をつける) ・タコ糸に沿って残りの雨樋取り付け金具を設置 ・軒樋の集水器をつける場所に穴を開ける(テニスボールくらい) ・雨樋用のりを使い穴を開けた軒樋に集水器をつける ・奥側の金具にはめ込むようにして軒樋を取り付ける ・軒樋の不要な部分をパイプ用のこぎりでカットして止めをつける ・軒樋同士のつなぎ目に「軒継手」を雨樋用のりでつける(外側をつけて内側をつける) ・雨樋用のりを使って、集水器にエルボを取り付け ・エルボに雨樋用のりを使って縦樋をつける ・障害物を雨樋パーツを使いながらよけて下までつなぐ |
参考価格 | ・塩化ビニール半円形:1,000〜2,000円(1本あたり) ・雨樋支持金具:1,000〜2,000円 |
必要な時間 | 交換する場所の数によって変わります。 交換する場所が多い場合は、余裕をみて丸1日スケジュールをあけておくと良いでしょう。 |
注意すること
1階の雨樋は、はしごでもよいのですが、安全を考えると足場を設置したほうがよいでしょう。
2階の雨樋は、必ず足場を設置して行うようにしてください。
※足場について
足場を組むのには、資格が必要な場合があります。
5m以下の高さで足場を組む場合は、資格が必要ではないのですが、しっかりと組み立てないと崩れるリスクがあるのです。
組み立てが難しい場合は、すでに足場として使える製品を利用する方法もあります。
足場として使える製品は1階の雨樋修理には使えますが、それ以上高くなると無理があるでしょう。
足場に使える製品を使用しても落下の危険があるのは事実ですし、プロに任せたほうが安心です。
【雨樋の状態と修理方法】
3.劣化や破損の箇所が多い・雨樋設置後20年超の場合は「全部交換」
以下の場合は雨樋を全て交換する必要があります。
- 劣化している場所や壊れてしまっている場所が多くある場合
- 雨樋の耐用年数である20年をこえている場合
それでは、詳しい交換方法や価格について見ていきましょう。
全部交換を自分でDIYするときの方法・材料・費用
雨樋を全部交換する方法は、以下のとおりです。
必要な道具 | ・小さめのバール ・金づち ・のこぎり(パイプカット用) ・電動ドライバー(ない場合手動ドライバー) ・ビス ・コーキング ・雨樋用のり ・タコ糸など ・はしご ・新規雨樋:必要数 ・新規雨樋取り付け金具:必要数 など |
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補修方法 | ・部分交換と基本的に同じ ・既存の雨樋を撤去し、支持金具も同じく撤去・その後支持金具に勾配をつけて取り付けてから、雨樋を設置 |
参考価格 | ・塩化ビニール半円形:1,000〜2,000円(1本あたり) ・雨樋支持金具:1,000〜2,000円 |
必要な時間 | 家の大きさによって変わりますが、1階2階全て交換する場合、足場の組み立てを除いて2~3日見ておくとよいでしょう。 |
修理する箇所に置いて、移動するかたちで進めていきます。
(参考)雨樋の素材と価格表
雨樋の素材 | 1本あたり(3640mm)の価格 |
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塩化ビニール | 2,000円前後 |
そのほかの合成樹脂 | 3,000円前後 |
ガルバリウム鋼板 | 5,000円前後 |
アルミ | 3,000円前後 |
ステンレス | 1,5000円前後 |
銅 | 11,000円前後 |
雨樋なしはダメ?雨樋が必要な理由は家を湿気・水気から守るため
雨樋の役割は、屋根から流れてくる雨水を、屋根の真下にある軒樋で受け止めて集め、縦樋をとおして排水溝に直接流れ込むようにすることです。
雨樋がないと、雨降りのときに雨が外壁を伝って流れ続けます。
また、屋根と外壁の隙間から家の内部に雨が入り込み、さらに雨が地面にたたきつけると、水ハネや家の土台周りの水たまりの増加が見られるようになるのです。
その結果として、壁の防水機能が低下して雨水が壁に染み込みやすくなり、屋根と壁の隙間に雨水が侵入して、内部にある木材が腐ります。
また、地面にたたきつけられて跳ね返った雨水が土台部分へ侵入して木材の腐朽・湿気を好むシロアリの増殖、家の周りの地盤の緩み、などのリスクが起きてくるのです。
つまり、雨樋は木材が腐ったり、シロアリが繁殖したりして、家がボロボロになってしまうリスクを減らせる大切な存在と言えます。
かならず設置する必要があるもので、詰まり・破損がある場合は早急な対応が必要です。
自分でやるより業者に頼んだ方が安心!気になる費用は?
雨樋の修理や交換を業者に依頼した時の、費用相場を見ていきましょう。
修理内容 | 費用相場 |
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部分補修 | 5千円〜2万円 |
部分交換 | 1〜5万円 |
全体交換 | 15〜50万円 |
2階以上の雨樋修理なら考えておきたい「足場費用」について
足場は、1階の雨樋を部分補修する場合には、使わない行う場合もあります。
しかし、高所での作業になるので、2階3階の雨樋工事をする場合は、必ず設置したほうがよいでしょう。
足場があることによって、安全性を確保できるのです。
設置しないと作業する人が落下するリスクがあります。
もし、業者が足場なしで工事をし落下事故が起きた場合、施主が金銭的にも精神的にも大きリスクを負うことになるのです。
安全に事故なく工事を行うために、足場は必要なものだと思ってください。
足場の費用相場は、600~1500円(㎡あたり)です。
雨樋修理工事に「火災保険」が使えるケースと手続き方法
雨樋修理の原因が、強い風によるもの・積雪や雹によるものだった場合に、雨樋の補修交換に火災保険が使える可能性があります。
では、保険会社の補償が認められるのは、どんなケースなのか、火災保険を使うための手続きを見ていきましょう。
火災保険が使えるのは保険会社の補償が認められたとき
まず、契約しているものが「風災・雪災・雹災」の補償が含まれている火災保険であることが必要です。
つぎに、今回の雨樋補修や交換が上記の補償内容に合致すると保険会社が認めると、保険を受け取ることができます。
「風災・雪災」補償は、文字に含まれているとおり、風や雪によって雨樋の補修や交換の必要がある場合です。
契約している保険会社のホームページや、契約書などを確認してみましょう。
この補償がある火災保険に加入している場合、0円で雨樋の補修や交換ができる可能性があります。
火災保険を使うための手続き方法
雨樋の修理に、火災保険を使うための手続き方法を順番に見ていきましょう。
- 雨樋の不具合を専門の業者に調査してもらう
- 専門業者(現場を確認後、調査報告書と見積もりを作成)
- 上記の保険請求書類を保険会社へ提出
- 保険会社が現場調査
- 損害額の確定
- 保険金の受け取り
- 雨樋の工事
雨樋の不具合を発見したら、専門の業者に電話をして調査をしてもらいましょう。
このとき、業者に火災保険を使いたいことを話して、書類を作ってもらいます。
火災保険で雨樋の工事を多数行っている業者だと、安心して依頼することができます。
雨樋のつまり・ヒビ・水漏れを修理するための失敗しない業者の選び方
雨樋の修理や掃除・交換を自分でできない場合、どのような業者を選ぶとよいのかをお話します。
- 展示館などを持っている地元業者を選ぶ
- 見積内容がわかりやすい業者を選ぶ
- 火災保険を申請できる業者を選ぶ
- 誠実な営業マンのいる会社を選ぶ
- 大幅な値引きをしたり契約をせかす業者を選ばない
では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
展示館などを持っている地元業者を選ぶ
自社の展示館やモデルハウスを持っている業者は、地元に根ざした活動をしようと思っています。
ですから、誰かを騙して一時的に儲けようとしないのです。
外壁や屋根と同じく雨樋も外観で劣化がわかるものなので、訪問営業がターゲットにしやすい部位になります。
訪問営業で回ってくる業者には悪徳な会社が含まれています。
建築に詳しくない人には、怪しいかどうか見抜くことができません。
そのリスクを避けるために、訪問営業の業者の口車にのらないように、気をつけましょう。
見積内容がわかりやすい業者を選ぶ
建築の見積書は、素人が見ても何が書かれているのか、わかりにくいものです。
親切な会社なら、素人にもわかるように見積書の中身を説明してくれます。
昔ながらの付き合いをしている業者であれば、サラッと説明して終わりでもよいのかもしれません。
しかし、そうでない場合は、きちんとわかるように中身の説明をしてくれる業者を選びましょう。
火災保険を申請できる業者を選ぶ
雨樋工事の内容によっては、火災保険を使うことができます。
しかし、雨樋の工事に火災保険が使えることを知らない業者がいます。
また、火災保険の会社に申請することができないと、保険を受け取ることができません。
雨樋の工事に、保険の申請ができる業者を選びます。
火災保険を使って、雨樋工事をした実績のある会社を選ぶとよいでしょう。
誠実な営業マンのいる会社を選ぶ
工事について、お客様と話をするのは営業マンの仕事です。
自分の希望をしっかりと聞いて、的確な提案ができない営業マンは話していて疲れます。
補修をしたいだけなのに、全部キレイに取りかえましょうなどと、工事価格を釣り上げる営業マンは信用できません。
取りかえるなら、その根拠をしっかりと分かるように説明する必要があります。
「劣化がひどすぎて補修をしても、また工事の必要があるので、このさい全部取り替えたほうがよいでしょう」
このような理由と一緒に、素人でもわかる劣化部分の写真や、現物を見て説明をして納得できるようにするのが、誠実な営業マンです。
家の人が見ても、どうにもならないと判断できる根拠を提示できない業者は、選ばないでください。
大幅な値引きをしたり契約をせかす業者を選ばない
適当な見積もりで、訪問したその日に契約をと急かす業者は、選ばないほうがよいでしょう。
また、極端な値引きをする業者も怪しいと思ってください。
雨樋の工事には、それなりの経費が必要です。
やたら値引きをする業者は、初めから手抜き工事をする予定かもしれません。
もしくは、最初に提示した工事価格が、適正価格より大幅に高い金額だった可能性もあります。
適正価格の工事代金を提示しない業者は、誠実ではないので選ばなようにしましょう。
業者としても利益が出ないと仕事にならないので、経費を割るような値引きはできません。
見積もりの説明を丁寧にしてくれる、適正な工事価格を提示する業者を選びましょう。
3社から、見積もりを取ると適正価格かどうかを判断できます。
ここまで、雨どい修理業者の選び方について説明しましたが、自分でいい業者を見つけられそうですか?
もちろん、これらのポイントをしっかりとチェックすれば、理想の業者を見つけられるのですが、近所の業者に片っ端からコンタクトをとるのは大変ですよね。
また、雨どい修理は一般的なリフォームよりも費用が安いことから、リフォーム業者の中には雨樋修理だけの依頼をイヤがるところもあるんです。
そこでオススメなのが、雨どい修理を引き受けることをホームページにきちんと明示している業者です。
こうした業者であれば、ちょっとした雨どい修理であっても、スグに引き受けてくれるので安心して頼めますよ。
PROCORE編集部オススメの雨どい修理業者BEST2
イエコマ
そのため、費用の安い「雨どい修理」のような依頼でも、スグに引き受けてくれます。
【イエコマの3つのウリ】
1.業界最安値に挑戦し続けている
2.高度な技術と安心サービスを約束
3.強引な営業は一切なし!
リペアルーフ
そのため、安心して雨どい修理を任せることができます。
また日本全国どこでも対応してくれるので、イエコマでは対象外だった地域の人でも問い合わせできるんです。
見積もりは24時間、365日無料でOKなので、雨どいが壊れて困っているならスグに連絡してみてくださいね。
今回お話しを伺ったプロよりひとこと
雨樋の補修や掃除・修理は自分でできる場合とそうでない場合があります。
1階部分の簡単な補修であればDIYでも可能ですが、2階以上の大掛かりな工事の場合は業者に依頼するほうがよいでしょう。
また、火災保険を使ってお得に工事できるケースもあるので、業者に依頼する場合は火災保険についても確認しましょう。
得意なこと、好きなこと、人に教えられること、ありますか?
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あなたのスキルが必要な人に届くよう、お手伝いができれば嬉しいです。
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