今回お話しを伺ったのはこのプロ!

元リフォーム会社営業のウェブライター天さん
リフォーム営業で80件以上のお宅の相談にのった経験があります。
外壁のリフォーム、春になると「お宅の外壁が・・・」と業者が訪問してきませんか?
自分の家の外壁はいつリフォームしたらよいのか、いまひとつわからないですよね。
今回の記事では、外壁の耐用年数や、リフォームする時期の目安・代表的な工法や費用などをお話していきます。

外壁の耐用年数は素材によって異なる!目安年数を知っておこう

外壁の耐用目安年数を知っておこうのイメージ
外壁の耐用年数は、使う素材と家が立っている環境によって変わります。
ここでは、一般的な耐用年数を参考として紹介しますね。

塗装の場合

まずは、外壁リフォームをする必要があるかどうかの前に、塗料の種類と耐用年数を知っておきましょう。
塗料には、8種類のものがあり、種類によって耐用年数に違いがあります。

種類おおよその耐用年数
アクリル4〜7
ウレタン6〜10
シリコン8〜15
ラジカル
光触媒10〜15
ピュアアクリル12〜15
フッ素15〜20
遮熱

以前は、5~6年で塗り替えが必要だと言われていましたが、どんどん上位の塗料が開発され、今では最長20年の耐用年数になっていますね。

サイディングの場合

サイディングには、窯業系サイディングボード・金属系サイディング・樹脂系サイディング・木質系サイディングがあります。

  • 窯業系・・・石膏やセメントなどの非金属材料を窯で高熱処理して作ったもの
  • 金属系・・・スチールやアルミなどの金属を使って作ったもの
  • 木質系・・・天然の木などに塗装して作ったもの

サイディングの耐用年数は、素材によって違います。

素材おおよその耐用年数
釜業系7〜8
スチール10〜15
ステンレス50
アルミ20〜30(立地条件や商品により変わる)
ガルバリウム銅板15〜25
樹脂30
木質系10〜15

窯業系サイディングボードは、使う塗料によって、耐用年数が変わります。
どのサイディングボードを使っても立地条件や地方によって、耐用年数が違うのです。

そろそろかな?と思ったら“外壁リフォームどきサイン”がないかチェック

“外壁リフォームどきサイン”がないかチェックのイメージ
塗装による外壁リフォームであっても、サイディングボードを使う外壁リフォームであっても、耐用年数が過ぎたり不具合が生じたりすると、補修やリフォームをする必要があります。
なるべく次がないようにしたいと思うのであれば、こまめにチェックして部分的な補修や、サイディングボードの塗装などを行うようにしましょう。
そうすれば、おおがかりな工事をする可能性は低くなりますね。
このように、外装に関しては、メンテナンスをしっかりしていくことが大切です。

塗装した外壁のリフォームどきサインは4つ

塗装をした外壁に以下の症状が現れたら、リフォームを考える時期になっています。

  1. クラック・・・外壁にひび割れができた状態
  2. チョーキング・・・外壁を触ると手が白く汚れる
  3. 汚れ・・・カビやコケなどが発生している
  4. 雨漏り・・・家の中に雨漏りがする(屋根や外壁の不具合でおこる)

クラックができたり、チョーキングが起きたりしているのを放置していると、外壁が剥がれることがあります。
汚れや雨漏りが起きるのは耐久・耐水性が落ちているからです。

サイディングの外壁のリフォームどきサインは素材によって異なる

劣化の状態が現れたら、メンテナンスをする時期がきています。
木質系は、初期に塗ったクリア塗装が剥げたら、修復が難しいので劣化する前にメンテナンスするようにしましょう。

素材劣化の状態
釜業系・チョーキング
・コーキングの劣化
金属系・サビ(沿岸地域、薬剤を散布する場所では起こりやすい)
樹脂系・樹脂同士の結合が悪くなる(紫外線による劣化)
木質系・腐食(湿気による)

外壁リフォームに必要な工事期間は素材で違う

外壁リフォームに必要な工事期間は、塗装とサイディングで違います。

塗装では、およそ2週間、サイディングでは2週間~1ヶ月と工事の種類によって変わります。
それでは、工事工程を、おのおの見てみましょう。

塗装の場合は約2週間

  1. 足場設置
  2. 高圧洗浄
  3. 下地修復および養生
  4. 塗装
  5. 足場解体

サイディング(上貼り)の場合は2〜4週間

  1. 足場設置
  2. 下地施工
  3. 役物取り付け(サイディングの継ぎ目と窓枠のスキマ処理)
  4. サイディング貼り
  5. コーキング(継ぎ目の処理)
  6. 仕上げ
  7. 足場解体

このような行程で工事が進みますが、工事ができない天候もあります。
雨降り・強風のときは、外回りの工事ができないので、状況によっては工事日数が伸びる場合もあるのです。

外壁塗装・外壁リフォームに必要な費用は51〜150万円

外壁塗装・外壁リフォームに必要な費用のイメージ
外壁リフォームが塗装のみで済む場合、一般的には51〜100万円あれば工事できます。
もちろん、塗り直しの面積が狭い場合は、50万円以下で終わることもありますよ。

またサイディングの張り替えなどをする場合は、130万円以上かかることが一般的です。
面積が広ければ数百万円になることもあるので、複数社から見積もりをとって十分に比較してから、施工業者を決めてくださいね。
(参考:リショップナビ

おとくに外壁リフォームするための制度や確認が必要な制度を知っておこう

おとくに外壁リフォームするための制度や確認が必要な制度のイメージ
自治体によって、屋根や外壁塗装をするときに、助成金や補助金を出してくれるところがあります。
まず、お住まいの自治体にそのような助成金や補助金があるかどうかを確認しましょう。
特定の業者でないと、申請を受けてくれない場合もあるのですが、受けられる場合は工事後に後払いとなります。
また、助成金や補助金は、どちらも返済しなくてよいのです。

助成金

条件を満たせば、誰でも受け取れます。
特定の塗料を使うなど条件は自治体や役所に確認してください。

屋上用高反射率塗料を使って国内の第三者機関における日射反射率が50%以上であること。東京都中央区

補助金

受け取るには審査が必要です。
審査に合格しないと受け取れないので、助成金より金額が多いようです。

例えば東京都足立区の場合、省エネリフォーム補助金という制度があり、事前申請が必要です。

改修工事の種別:遮熱塗装 
改修工事の内容:近赤外線領域における日射反射率が50%以上の塗料で塗装する
金額:補助対象経費の3分の1に相当する額(1,000円未満切捨て、上限5万円)
件数:残61件(2018年7月17日現在)東京都足立区

リフォーム減税

助成金や補助金は受けられなくても、リフォームに対する減税制度があります。
一定の条件を満たせば、所得税の減税や固定資産税の減税措置や受けられるのです。
耐震・バリアフリー・省エネのどれか1つ行ったら申請しましょう。
もちろん、助成金や補助金と一緒に使うことができます。
年末の確定申告のときに、忘れず申請するようにしましょう。
詳細については管轄の税務署に聞いてください。

住宅ローン減税

省エネ改修工事を行った場合に、適応されます。
断熱塗料・遮熱塗料を使った塗装工事を行って申請し、適応を受けることが出来れば10年間に渡って減税されるのです。

住宅借入金等特別控除

住んでいる人が住宅ローンなどを使って改修工事を行い、平成31年6月30日までに一定の条件を満たした場合に使えます。

(1) 自己が所有し、かつ、自己の居住の用に供する家屋について行う増改築等であること。
(2) 次のいずれかの工事に該当するものであること。
    イ 増築、改築、建築基準法に規定する大規模な修繕又は大規模の模様替えの工事
    ロ マンションなどの区分所有建物のうち、その人が区分所有する部分の床、階段又は壁の過半について行う一定の修繕・模様替えの工事
    ハ 家屋のうち居室、調理室、浴室、便所、洗面所、納戸、玄関又は廊下の一室の床又は壁の全部について行う修繕・模様替えの工事
    ニ 建築基準法施行令の構造強度等に関する規定又は地震に対する安全性に係る基準に適合させるための一定の修繕・模様替えの工事
    ホ 一定のバリアフリー改修工事
    ヘ 一定の省エネ改修工事
(3) 増改築等の日から6か月以内に居住の用に供し、適用を受ける各年の12月31日まで引き続いて住んでいること。
(4) この特別控除を受ける年分の合計所得金額が、3千万円以下であること。
(5) 増改築等をした後の住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上の部分が専ら自己の居住用に供するものであること。
(6) その工事費用の額が100万円を超えており、その2分の1以上の額が自己の居住用部分の工事費用であること。
(7) 10年以上にわたり分割して返済する方法になっている増改築等のための一定の借入金又は債務があること。
(8) 居住の用に供した年とその前後2年ずつの5年間に、居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例などの適用を受けていないこと。国税庁

特定増改築等住宅借入金等特別控除

上記の住宅借入金等特別控除の適用条件に当てはまる人が、借入金を使って省エネ改修工事をする場合、「特定増改築等住宅借入金等特別控除」を受けることができます。
どちらか一方を自由に選ぶことができるので、よりオトクに改修できるほうを選んでくださいね。

なお、省エネ改修工事とは、以下のようなものをいいます。

イ 断熱改修工事等
 全ての居室の全ての窓の改修工事、又はその工事と併せて行う床の断熱工事、天井の断熱工事若しくは壁の断熱工事

ロ 特定断熱改修工事等
○ 全ての居室の全ての窓の改修工事、又はその工事と併せて行う床の断熱工事、天井の断熱工事若しくは壁の断熱工事
○ 居室の窓の改修工事、又はその工事と併せて行う床の断熱工事、天井の断熱工事若しくは壁の断熱工事

ハ イ又はロの工事と併せて行う一定の修繕・模様替えの工事国税庁

控除年数は10年・控除額は年末残高等×0.1%ですが、居住している年度により控除限度額が異なります。

  • 24年度年始~年末日・・・30万円
  • 25年年始~26年3月31日・・・20万円
  • 26年4月1日~31年6月30日・・・40万円

財形住宅貯蓄を適用する

外壁リフォームを行う住宅や払い出し方法が法令で定められている要件を満たす場合、財形住宅貯蓄を非課税で使うことが出来ます。

  • 費用75万円以上であり、床面積が50㎡以上の住宅
  • 省エネ対策になる工事

以上の条件を満たすのが基本ですが、適応条件は財形住宅貯蓄をしている会社に確認してください。
手続きを自分でする場合は、けっこうな時間が必要になりますので、早めに調べて行うようにしましょう。
業者に手続きを依頼することもできますが、一級建築士の資格を持っていない業者はできないところもあります。
手続きに必要な書類の申請代行もありますが、費用がかかりますので、依頼するかどうかはよく考えてからにしましょうね。

建築確認申請

こちらは、建築基準法に関する申請なので、必要であれば業者が行います。

外壁リフォームで失敗しやすいパターンは3つ

外壁リフォームで失敗した主婦のイメージ

外壁塗装を行って、失敗してしまったパターンは以下の3つです。

  1. 外壁塗装のタイミングが遅く工事費がかさむ
  2. 訪問営業に施工を依頼して手抜き工事をされる
  3. 手抜き業社のせいで外壁の内側が結露する

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.外壁塗装のタイミングが遅く工事費がかさむ

外壁塗装のタイミングが悪く、劣化が進んでいたので工事費がかさんでしまった。
劣化した外壁を補修するのに、大工工事・左官工事などが増えたために工事費が予算を超えたケースです。

2.訪問営業に施工を依頼して手抜き工事をされる

外壁を見て訪問してきた業者に工事を依頼したところ、数年後に不具合がでてきました。
施工業者に連絡したが、つながらず地元の業者によって再度工事をすることになったケースがあります。
地元の業者が調べたところ、手抜き工事をされたことがわかりました。

3.手抜き業社のせいで外壁の内側が結露する

外壁の素材を鋼板などにしている場合、サイディングボードと防水シートの間にスキマができて、そこに温度差で結露が発生します。
これを防ぐには、スキマを断熱材で埋めると良いでしょう。
温度差が結露の原因なので、断熱することで温度差の解消をすることができます。

リフォーム工事の契約でトラブル発生を少しでも減らすのは大切なことです。
筆者の働いていた会社では、複写式のノートに打ち合わせ内容を書いて、お互いに1枚ずつ保管するということをしていました。
書面にして、お互いに1枚ずつ保管していれば、いつどんな打ち合わせをしたかが後で明確にわかります。
後のトラブルにならないように、大切だと思うことは書面で残しておくとよいですね。

外壁リフォームで失敗しないための業者選びのコツ5つ

外壁リフォームで失敗しない業者のイメージ
春になると、新入社員の研修目的なのか外壁リフォームをすすめる業者が何社もくるという経験はないですか?
残念なことに、このように訪問してくる業者の中には、詐欺まがいの怪しい業者がいるのです。
工事をした後で後悔しないように、業者を選びたいと思いますよね。

ここでは、安心して任せられる業者を選ぶポイントを5つお話します。

  1. なるべく地元の業者を選ぶ
  2. 上司や友達の紹介で業者を選ばない
  3. 施工実績がたくさんある業者を選ぶ
  4. 業者のホームページを見てしっかりした会社かどうか判断する
  5. 営業マンが信頼できるかどうか考える

では1つずつ詳しく説明しましょう。

1.なるべく地元の業者を選ぶ

地元の業者は、変な工事をすると悪い方の口コミが広がって、お客さんが減ることを嫌がりますので、しっかりした仕事をします。
ですから、よほど変な会社でない限り、手抜き工事はしないのです。
外からきた業者は、その地域でいい加減な工事をしても逃げられるので、選ばないほうがよいでしょう。
残念ながら、訪問してくる業者には悪質なところが多いと言われています。
外壁は、外から見て傷み具合を判断できるし、手抜き工事をしてもすぐにはわからないので、だましやすいのです。
施工業者に、標準より薄めた塗料を使うなど手抜きの仕事をされても、素人にはわかりません。
ですから、信頼がおける業者を選ぶようにしましょう。

2.上司や友達の紹介で業者を選ばない

ときどき、上司や友達の紹介で、新築やリフォームをして後悔しているという話を耳にします。
その上司や友達は、よいと思って勧めてくるのかもしれませんが、実際に工事をされるのはあなたの大切な家です。
誰かの紹介だと、不満に思うことがあっても業者にいうことが、できないケースもあります。
本当によい業者を紹介してくれることもありますが、中にはそうでない業者もいるのです。

筆者の身近にも、上司の紹介で工事をして後悔している人が何人かいます。
ひとつめは施工業者が、塗装の対応年数を伝えなかったので、雨でカーポートの土台が腐ったケースです。
この人はその後の業者の対応にも、すごく怒っていました。
ふたつめは、新築物件で、土台の基礎がずれていたケースです。
この家は、隣の屋根にぶつかるという理由で、自宅の屋根を切るという結果になりました。
どちらも上司の紹介で工事を行っていますので、不満があっても業者にいうことができないケースです。
誰かの紹介だったとしても、その業者の施工例や口コミの確認はしたほうが良いでしょう。

3.施工実績がたくさんある業者を選ぶ

業者の施工実績を確認しましょう。
出来れば施工した現場を、見せてもらうのがよいですね。
施工実績が多いというのは、信頼できる業者だから、工事を依頼する人がたくさんいるということになります。
手抜き工事をする業者は、悪い噂がたつので、工事件数が少なくなります。
また、工事ができると宣伝していても、実際に工事をしていない業者もなかにはありますので、実績を1つの判断材料にするのは大切なことです。

4. 業者のホームページを見てしっかりした会社かどうか判断する

業者のホームページがあるなら、内容を確認してみましょう。
どんな会社で、どのような施工事例があるのか、どんな仕事をしているのかなどみることができます。
また、インターネットの情報も確認します。
地域での実績が多い会社・施工後のトラブルが少ない会社かどうかを見てみましょう。

5.営業マンが信頼できるかどうか考える

なんでも値引きやサービスをするという営業マンは、信用できません。
工事には、それなりの費用がかかります。
外壁の場合は、足場を組み安全を確保して窓やドアなど塗装しないところを養生し、高圧洗浄をしてから塗装というように段階を踏んで工事をするのです。
足場のレンタル料・養生の材料費・塗料やそれを塗装するために必要な道具・施工する人の日当など、業者のほうも費用がかかります。
簡単に大幅値引きをするのは、工事費を高く伝え引いた金額が本当の価格であるか、手抜きをするから大きな金額の値引きができるか、というケースがあるのです。
中には、キャンペーンを行うので価格が安くなる業者もありますが、大幅な値引きではないでしょう。
安かろう悪かろうでは、工事をしても後悔することになるので、しっかりと値引きの根拠を確認するようにしてくださいね。

ここまで、いいリフォーム業者の選び方について説明しましたが、自分でいい業者を見つけられそうですか?
もちろん、これらのポイントをしっかりとチェックすれば、理想の業者を見つけられるのですが、近所のリフォーム業者に片っ端からコンタクトをとるのは大変ですよね。
またリフォーム業者を選ぶときには、最低でも3社以上から見積もりをとるのが大切です。
というのも、ここまでお話ししたようにリフォームには値段があるようで、じつはピンキリだからです。
そこでオススメなのが、「無料一括見積もりサービス」を利用することです。
とくに、あなたの希望どおりのリフォーム業者をピックアップしつつ、料金も比較してくれるような、リフォーム専門のコンシェルジュがいる会社だと安心ですよ。

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