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マインドマップってそもそも何?思考の整理に効果がある理由を解説
マインドマップは。頭の中で自然に行われている思想プロセスを反映したノート法です。ノート法はメモと取ることやノートに記すなどの意味を持ちますが、マインドマップでは頭の中で起きていることを見える化させる、考え続けることが非常に楽になるなどの意味を持つものです。頭の働きを活性化してくれるもので、思想の整理をする時に効果的な手法と言えましょう。
そもそもマインドマップは誰が作り出したものなのか、誰がこのような呼び名で呼ぶようになったのか、気になる人も多いかと思われますが、マインドマップはイギリスの教育者の一人、トニー・ブザン氏が1960年代に考案したもので、これは50年以上も昔のことです。考案した当初から世界中で使われるようになりましたが、日本では10年ほど前からマインドマップに関する本が多数登場しており、ビジネスパーソンや教育者などからの注目を集めているようです。
頭の中では健康状態の時には連想をノンストップで行うことができますが、連想は最初から整理されているものではないのです。仮に、朝の通勤電車内で今日の仕事の順番を考えている場合、すべてが仕事のスケジュールのことだけでなく、子供の用事や奥さんから頼まれたこと、飲み会の日程や振り込みのことなど、まったく関係がないことも考えてしまうケースは多いのです。これは仕事のことを考えると同時に、関連性があるものを様々な方向に連想をするもので、場合によっては最初に考えるつもりだったこととはまったく無関係な思想に変化することも少なくありません。
マインドマップは、脳の思考プロセスとも言われている放射思考を反映したノート法、放射思考はトニー・ブザン が作った造語でもあり、一つの情報が別の情報と関連付けられる、その情報が別の情報に展開する流れを意味するもので、中心になっているの情報(例えば仕事のこと)から放射状に思考が広がることです。尚、一つのことを考え続けようとしても、目的が達成できなかったり、頭の中では色々なことが浮かび上がってしまい整理できなくなるのは、脳が持つ性質そのものを上手に使いこなしていないためだと言われています。しかし、マインドマップのノート法を使うことで様々な方向に広がる連想は、自然な思想プロセス自体をノート上に反映できるようになる、マインドマップを活用すれば頭の中で起きていることが見え化されるので考えることが楽になる、思考の整理が可能になるのです。
マインドマップの書き方は?
マインドマップを学ぶと、記憶力や想像力がアップする、相互理解が高くなるなどのメリットがありますが、記憶力が高かまる理由の中には、言葉や絵・色や記号を使った脳に対して自然なノート法であること、イメージおよび関連性など全体像がわかるからです。創造性が高くなる理由は、左脳と右脳の全脳を使うようになるので、新しい発想がしやすくなります。会社のプロジェクトチーム内でマインドマップを利用してコミュニケーションを図ると、相手の思考の背景が見えるようになり、円滑にプロジェクトを進める効果を期待できます。
メリットがあることはおわかりかと思われますが、マインドマップは書いてみなければ効果を得ることができないもの、その書き方とはどのように行えば良いのか気になる人も多いことでしょう。最初に大きめの紙を用意し。紙の中央にはメインとなるテーマを書きます。今日の仕事のスケジュールについて考えるのであれば、中心には仕事のスケジュールなどのように書きます。また、言葉で書かなければならないなどのルールはありませんので、イラストを描くことも可能ですし、図表を書いても構いません。クォリティにこだわる必要はないのですが、浮かび上がった色や形は極力再現するようにするのが書き方のコツです。
中心にメインになるテーマ(仕事のスケジュール)と書いた後に、そこからブランチを伸ばしてブランチの上に思い浮かんでいる言葉やイラストなどを書き込みます。ブランチは枝を意味するもので、最終的なマインドマップは中心から伸びる枝が複数あり、枝からさらにブランチが伸びるような形になるのが特徴です。尚、言葉と聞くと文章をイメージする人も多いようですが、マインドマップでは記載するものについてのルールがありませんので、単語を書いても構わないのです。リンゴや仕事などの単語を記載しても良いですし、カップラーメンのイラストを中心に描いても良いのです。あくまでも思い浮かんだものをなるべく忠実に記載するようにしてください。
マインドマップを考案したのは、イギリスの教育者のトニー・ブザン氏で、考案当初のマインドマップはモノクロでイメージがない簡単なものだと言います。しかし、トニー・ブザン氏は研究を続けて、現代のカラフルでイラストを用いたものに完成させているのです。マインドマップの基本は連想であると同時に否定をしないことがルールで、批判をしないことも大切です。
ビジネスで大活躍!マインドマップの活用方法
マインドマップの考案者のトニー・ブザン氏は、イギリスの英国放送協会でもあるBBCの教育番組から、企画相談を受けたことでテレビ出演して、これにより徐々にマインドマップが広まったと言います。やがて、イギリスだけでなく世界各国にも知られるようになる、様々なソフトウェアの開発も行われました。中でもアメリカはソフトウェアの普及率が高いため、当時のアル・ゴア元副大統領が毎度マップのソフトウェアを利用している写真がTIME誌に掲載されたこともあるようです。
日本の中では2006年にトニー・ブザン氏が来日し、初のインストラクタートレーニングを行う、2007年には認定インストラクターによる正規講座がスタート、これに伴いマインドマップの本も数多く出版されたことからも、日本の中でも知名度を高めるようになりました。ちなみに、現在はトニー・ブザン氏がマインドマップの世界統括本部の代表、TonyBuzan認定インストラクター資格も登場しています。最近は360度全方向に広がるマインドマップの形状そのものが、新たな発見するための統合的思想を促す理由からも、大手企業の研修の中ではマインドマップが選ばれるケースが多いようです。
マインドマップを使うメリットは色々あるのですが、その中でも一番のメリットは発想が広がりやすくなる点です。一つの情報を基にして連想する、感情を書き込むことで、今まで思いもよらなかった考えに辿り着くことも少なくありません。一般的なメモ書きや箇条書きとは異なり、イラストや色などを使って書いて行くため文字情報のみの時と比べると記憶に残りやすくなります。
こうした特性を持つツールですからビジネス使うことで効果を得ることができますし、応用力を付けることで様々なシーンで活用することが可能です。例えば、プレゼンテーションはビジネスの中では新しい商品や製品を顧客に売り込む時には避けては通れないものですが、プレゼンテーションに活用するなどの応用例もあります。マインドマップはビジュアルの思考ツールとしてプレゼンテーション時にも使えますし、活用する時にはビジネスレポートや情報のまとめなどの表現手法として使えば、参加者にも伝わりやすくなりますし、成功率も向上するなどおすすめです。他にも目標を設定したい時、計画を立てる時や自己分析を行う時、意思決定を行う時などビジネスの中では色々な場面でマインドマップを使うことが可能です。
おすすめのマインドマップ作成ツール9選
マインドマップは紙と鉛筆や蛍光ペンなどの文房具があれば書くことはできますが、現代はIT社会ですからツールを使う方法もおすすめです。
X-mind(エックスマインド)
Xマインドは、スライドベースのプレゼンテーション機能や素早くブレインストーミングセッションを開始する機能などが付いているツールで、無料で使えます。
コグル
コグルは、シンプル設計で直感的に使用できるメリットを持ちます。最初にテーマを決めてから+マークを押しながらブランチを増やすことが可能で、基本機能のみであれば無料、3つまでマップを作成可能です。
iマインドマップ
iマインドマップはマインドマップの考案者が監修したもの、マインドマップ公式ツールと呼ぶ人も少なくありません。こちらは有料版ですが、フリートライアル試用あるので比較したい時にもおすすめです。タブレットやスマートフォン用のアプリは無料で使えるものがあり、出先でもマインドマップを書きたい人などに最適です。
マインドマイスター
マインドマイスターは、インストールが不要なツールで、普段お使いのウェブブラウザで利用可能なオンラインマインドマップツールです。マインドマップに特化しており、余計な機能は要らないので簡単に作りたい人におすすめです。Microsoft Teamsと連携することも可能で、Teamのダッシュボードの中でそのままマインドマップを作ったり共有することもできます。
マインドマップ
マインドマップは、ブレスト(枝)やプレゼンテーション作成、マインドマップを使ったアウトラインの文書化などが可能で、オンライン共有機能もあるので、共有したい時にも威力を発揮してくれます。
テキスト2マインドマップ
テキスト2マインドマップは、ツリー構造のマインドマップを作る、シンプルな目的の下で設計が行われたツールです。画面の左側にテキストを入力、右側にマップ形式で自動表示されるため、操作が難しいと感じる人も最適です。
ミルカー
ミルカーは、情報管理ツールで、情報収集を行い結び付を行い知識にまとめることをミッションと呼んでいます。非定型的なマインドマップを作ったり共有したりできます。
ルーシッドチャート
ルーシッドチャートは、マイクロソフト社のVisioの代替えツールなどのイメージを持つもので、公式サイトでは世界数千社の企業がこのツールに乗り換えしているとも言われている複合タイプです。
ゼンキット
ゼンキットは、マインドマップ以外にもリストや看板・カレンダー・テーブルなどのような複数の表示形式を選ぶことができるプロジェクト管理ツールで、エクセルで管理しているタスクをインポートすることも可能です。
もっとマインドマップを理解するためのおすすめ本5選
本当に頭が良くなるマインドマップ書き方超入門
タイトル「本当に頭が良くなるマインドマップ書き方超入門」、出版社はアスキー・メディアワークス、著者は月刊ビジネスアスキー編集部です。こちらの書籍の概要は、書き方の基本およびプロセスが写真入りで説明が行われており、目で見て学ぶことができる特徴を持ちます。マインドマップをどのようなシーンで、どのように活用すれば良いのか、詳しく解説が行われているおすすめの1冊です。活用シーンとしてはビジネスシーン寄りの本で、実用性の高い1冊です。
描くだけで変わる!マインドマップ・ダイエット
タイトル「描くだけで変わる!マインドマップ・ダイエット」、出版社は祥伝社、著者は鈴木孝枝氏です。こちらの書籍の概要は、マインドマップを学ぶと言うよりも、ダイエットの目的を達成する手段として活用すると良い、このような内容になっているのが特徴です。マインドマップの真髄まで突っ込んで触れていないのですが、書き方を覚える時などおすすめの本です。
マインドマップ資格試験勉強法
タイトル「マインドマップ資格試験勉強法」、出版社はディスカヴァー・トゥエンティワン、著者は萩原京二氏および近藤哲生氏です。こちらの書籍の概要は、マインドマップを学習したい人は勿論、資格試験に活用したい人に最適な1冊です。学習方法を始め、時間管理・目標設定・セルフトレーニングなど、限られた時間の中で最大限に学ぶための勉強法が掲載されています。こちらは勉強法を知りたい人や試験に合格したい人などに手に取って貰いたい本です。
マインドマップデザイン思考の仕事術
タイトル「マインドマップデザイン思考の仕事術」、出版社はPHP研究所、著者は松岡克政氏および木全賢氏です。こちらの書籍の概要は、ビジネスの中でマインドマップを活用したい、マインドマップをきれいに仕上げるコツが掲載されています。事例が多く掲載されているので、書き方を学ぶ時などおすすめの1つです。
仕事に役立つマインドマップ
タイトル「仕事に役立つマインドマップ」、出版社はダイヤモンド社、著者はトニー・ブザン氏で神田昌典氏が監修・近田美季子氏が翻訳を手掛けてます。こちらの書籍の概要ですが、見出し通り仕事で使うことにターゲットが絞り込まれているので、ビジネスでマインドマップを使いたい人など、どのような内容で書けば良いのか教えてくれます。この本を書いたのはマインドマップを考案したトニー・ブザン氏ですから、書き方の基本を始め、活用の仕方なども取得できるのではないでしょうか。また、本の内容には数多くの職場改善事例が掲載されているのが特徴で、ビジネス書としての価値もあります。
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