今回お話しを伺ったのはこのプロ!

地域ビジネスコンサルタント 越水 利恵さん
SE(システムエンジニア)やITコンサルタントも行なっている、地域ビジネスコンサルタントの越水です。IT業界でのチームリーダー経験を活かして、地域ビジネスを行なっています。
ここでは、これから地域ビジネスを始めたい人にむけて、成功の4ステップとマインドセットについてお話しします。

地方でビジネスを始めたいと思っているあなたは、家族や周りの人から反対されて困っていませんか?

「こんな人のいない地域でビジネスを始めるなんて、絶対に成功するはずがない!」などと周囲から言われたこともあるかもしれません。

今回は、そんな”地域ビジネスについてのアイデアは持っているものの苦戦をしている人”のために、地域ビジネスで成功するためのステップやマインドセットについて紹介します。

地域ビジネスを成功させるための4ステップ

地域ビジネスを成功させるための4つのステップは、以下のとおりです。

  1. My(私の)ではなくOur(私たちの)ビジネスと考えて、地域の人のためにひたすら頑張る
  2. 地域の人を巻き込んでいき、「あなたがやるなら応援する」という熱狂的なファンを作る
  3. 遠巻きに見ていた人が「私も参加してみたい」と思えるような施策を立て、さらに人脈を広げる
  4. それぞれのメンバーに担当を作り、オンリーワンな役割を任せる
それぞれについて、くわしくお話ししますね。

1.My(私の)ではなくOur(私たちの)ビジネスと考えて、地域の人のためにひたすら頑張る

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あなたのアイデアであり、あなたのビジネスなのですが、それをあまり大きく打ち出してしまうと、応援したいなと思って頂ける方に対して、気持ちの部分で距離を感じさせてしまうことがあります。

「私達の地域を活性させて行きたい。」
「私の考えた地域ビジネスをきっかけに、私達の地域から、全国に元気を届けて行きたい。そして、その先には、この地域全体を○○のように出来たら素敵だと考えています。」

こんな風に伝える事が出来たら、共感してくださった方に「今後の展開が楽しみだ。」と、思って頂けるのではないでしょうか。

最初は、「何か新しい事言ってるけど、本当に出来るのかな。」というのが大半の感想になると思います。
これを繰り返し色んな方にお話ししていきます。
毎回反応を見ながら、内容をブラッシュアップしていきます。
すると、現在の問題点、アピールポイントの修正点が見えて来ますので、改善しながら、内容を詰めていきます。

その活動の中で、あなたの想いは熱く届けて頂きたいのですが、あなたのビジネスを主張しすぎない事で、「何か協力出来る事があるかな?」「何かコラボ出来ないかな?」と協力者、もしくは、共感者が現れてくるはずです。

2.地域の人を巻き込んでいき、「あなたがやるなら応援する」という熱狂的なファンを作る

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地域ビジネスは、その地域との関わり方も重要になっていきます。
ローカルになればなる程、あなたの事は注目されます。
逆に言えば、注目されるようになってください。
「出る杭は打たれる。」よく言われる言葉です。
本当にね。出る杭は打たれます。
ただ、その時に、さらに出ればいいのです!
出すぎた杭は打ちにくいですからね。そのぐらいの気持ちで最初は踏ん張って頂きたいです。

そして、ファン、もしくは、協力者が増えていくと、ありがたい事に、熱狂的に距離が近くなる方と巡り合う事もあります。
そういったファンの方は、あなたのビジネスの根本や思いは理解していなくても、積極的にサポートしてくださいます。
熱い方々とのやり取りは、SNSでのやり取りにも表れます。
それを多くの方が見る事となります。

その結果、あなたが思っていない方向に話が進んでしまう事もあるかもしれません。
また、協力者と距離が縮まりすぎると、重荷になって去っていく方も出てくるかもしれません。
誰にも聞いて頂けない、思いが伝わらないといった状況からすると、ありがたい事ですが、この周りの方との距離感、バランスは、とても難しい所でもあり、とても大切な所です。

重要なのは、距離感を慎重に、熱狂的なファンや協力者が増えると、相乗効果も加わってビジネスは加速しますし、盛り上がります。
あなたが巻き込まれるタイプの方だと思われるのであれば、第三者的に冷静にアドバイスしてくれる協力者に巡り合うといいですね。

3.遠巻きに見ていた人が「私も参加してみたい」と思えるような施策を立て、さらに人脈を広げる

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コアメンバーが構成され、ファンで作るサポーターが揃って来たら、自然とSNSでも盛り上がりが出て来ます。
ここで、今更参加するのは遅いかな?タイミング間違えたかな?と思われた方が参加されないのは非常にもったいない事です。

しばらく様子見しておられた方も、気持ちよく参加して頂くしくみ作りも重要になって来ます。
ある程度大きくなってから検討したのでは、人間関係上、こじれてしまうケースもあります。
あなたのビジネスが、もしかしたら大きくなるかも!と、いい予感を感じる事が出来たなら、携わってくださる方の構成は、コアメンバーも含めて意識合わせをしておく事をおすすめします。

4.それぞれのメンバーに担当を作り、オンリーワンな役割を任せる

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ある程度の人数が揃って来たなと感じたら、コアメンバー、サポーターの方々に
あなたにしか出来ない事!という何かを依頼出来るか検討してみましょう。
ポイントは重荷になる内容は、おすすめしません。
他の方でも代行できるように、二人体制になるとさらに安心です。

なくてもいいけど、あると素敵な担当。
そして、担当になった方へは、自分のアイデアを活かせるぐらいの余白といいますか、自由度を込みで依頼してください。そんなオンリーワンの役割があると、メンバーのモチベーションがぐっと上がります。
自由度がありすぎて暴走すると大変ですので、全体をコントロールする事も考えながらとなります。あなたの負担は規模に比例して大きくなると思います。
皆を巻き込んで、相乗効果を出そうと思ったら、この役割ってとても効果を発揮しますので、よかったら取り入れてみてください。

ここまで、地域ビジネスを成功させるための4ステップについて紹介しましたが、どのように進んでいけばよいのかイメージできましたか?
ただ、これらのステップをこなすには、地域の人たちの協力が必要なので、とても大変なんです。

そこで私がいつも大切にしている、地域ビジネスを成功させるために必要なマインドセットを4つ、紹介しますね。

地域ビジネス成功者に共通する4つのマインド

地域ビジネス成功者に共通しているマインドセットは、以下の4つです。

  1. 地域ビジネスの協力者には、ふだんの10倍以上は感謝の気持ちを表現する
  2. 地域ビジネスのメンバーと定期的に目的のすり合わせを行い、活動がブレないようにする
  3. 問題が起こったとしても、けっしてネガティブな発言はしない
  4. 何よりもまず、主催者(あなた)が地域ビジネスをいちばん楽しむ!
それぞれについて、順に説明しますね。

1.地域ビジネスの協力者には、ふだんの10倍以上は感謝の気持ちを表現する

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相手が負担に思うほどお礼をしては意味がないので、ここも距離感は大事なポイントなのですが、お会いする際には、「何かお礼言う事あったかな」と常に思うぐらいがちょうどいいかもしれません。

たとえば、以下のように感謝の気持ちを表現してみましょう。

  • 何かいい事あった時は、直ぐにSNSでお礼を投稿する
  • 別の日に、サイトのブログ記事の方で、その方の紹介がてらお礼を書く
  • 相手に感謝が伝わると同時に、他の方への紹介や宣伝も兼ねる

もしその方が、ITを十分に活用されていない場合、他の方があなたの記事を読んで反応してくださいます。
すると、次回お会いする際には、話しのネタになったり、逆に感謝されたりと、いい事の連鎖が起こりやすくなります。

必ずしもすぐに実感できる事ではありませんので、根気強く日々の活動に取り入れてみてください。  

2.地域ビジネスのメンバーと定期的に目的のすり合わせを行い、活動がブレないようにする

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今まで論理的に淡々と説明して来ましたが、そうは言っても、解ってても、日々、色んな事が起こります。
即決で決めなきゃいけない事、ハプニングも起こります、予想もしていなかった地域のルールというものを突きつけられる事もあります。

そんな時、その場しのぎの対応ばかり行っていると、それが結構目立ってしまって信用にも関わって来ます。
その為にも、あなたを中心に、コアメンバー辺りには、ブレない活動の目標を定期的に意識合わせする事は重要です。
大きな問題が起きた時、解決した時、継続検討中のもの、公式に発表する内容も情報共有出来たらいいですね。
色々あるけど、ブレてないよねって、周りに言ってもらえるようなチームが作れたら、やりがいもチームで共有することができます。
ここまで来たら、1人では決して味わう事のできない充実感を感じることが出来ると思います。

3.問題が起こったとしても、けっしてネガティブな発言はしない

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引き寄せの法則という言葉がありますが、本当にそうだと思います。
疲れがピークの時、精神的に追い込まれた時、ついついマイナスな事を言いたくなります。
よく解ります。
その時、その場面で、隣りの仲間が、チームの誰かが、笑い飛ばすぐらいの雰囲気になってるといいですね。
また、問題が起きた時に、悪い事ばかりを想定して、落ち込む事もあると思います。
そんな時も、ポジティブに逃げずに、チームで乗り切って頂きたいと思います。

こういう時、チームの力って凄いです。
1人だと、本当にくじけてしまいそうな時、隣の仲間があなたを支えてくれると思います。
そうなるように、日頃から、マイナスな発言をしないように心がけてください。
難しい方は、常に「ありがとう」と会話の最初と最後に発言してみるぐらいの勢いで意識改革してみてください。それだけで、全体的に雰囲気がよくなりますし、相乗効果もあると思います。
些細な事ですが、これ本当ですよ。

4.何よりもまず、主催者(あなた)が地域ビジネスをいちばん楽しむ!

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色々な問題が起こる中で、本当に決められない時、迷った時、最後の最後は、「あなたがどうしたら一番楽しいか」
もうそこが最後の判断材料です。
これまで、コアメンバーとか、ファンとか、チームとか語って来ましたが、最後の最後は、誰のためでもない、あなたが楽しいかどうか?そこです!!

楽しい未来を想像して、目標に向かって、是非、頑張ってください。
  

今回お話を伺ったプロよりひとこと

地域ビジネスコンサルタント 越水 利恵さん
1人では難しいなと思える「地域ビジネス」も、チームを作る事で、周りを巻き込む事で、チームの相乗効果を利用して、発展して行く経過を、少しでもお伝えする事が出来たら嬉しいです。

私もまだまだこれからです。現時点よりも先のビジョンがあります。
沢山の方の協力を得て、同志と一緒に、私の地元の地域ビジネス、成長させて行こうと思っています。

この記事内容で、共感する内容があれば、是非、実践してみてくださいね。

ライター【越水利恵】について

SE(システムエンジニア)・ITコンサルタント。
大学卒業後、Fortran・Java・VB(Visual Basic)などさまざまな言語を巧みに操るプログラマーとして活躍。
その後、流通業・官公庁などが顧客のプロジェクトにおいて、「チーム越水」のリーダーとしてSE業務に徹する。
現在は個人事業主として、小規模企業や個人に対してのITコンサルや、ホームページ制作・SNS活用に関するアドバイスなどを行なっている。
加えて、チームリーダーとしての経験を活かし、2017年には山口県岩国市にて「岩国ピエンナーレ2017『錦の宴』」の実行委員として活躍し、200人規模の地域イベントを成功に導いた。
趣味はパソコンと物販(ヤフオク・アフィリエイト・メルマガ・ECサイト運用)。
当サイトでは、地域ビジネスを中心に、幅広い専門記事を担当。

(参考)
「岩国ピエンナーレ2017『錦の宴』(酒とアートの芸術祭)」
「systemRie(個人ブログ)」
「越水屋(ECサイト)」