マーケティング理論

売れる商品をつくるためのコンセプトメイキングの全知識

コンセプトメイキングとは?

コンセプトメイキングは自らのコンセプトを明確にするもので、商品開発やマーケティング、そしてブランディングなどに役立ちます。
性格がハッキリしていたり、明確な目標に向かっている人が共感を得られるように、コンセプトメイキングもまた共感を集めるものとなります。

例えば商品開発では具体的に何を作りたいか、何処に力を入れたいかといった要素をリストアップして、それを落とし込むのがこのコンセプトメイキングです。
方向性が明確になれば、商品コンセプトもまた分かりやすく伝えられるので、マーケティングがやりやすくなる結果に至ります。

ブランディングにおいても、揺るぎないテーマや確固たる信念があれば、共感する人達から支持されることとなります。
一流ブランドに目を向けてみると分かりますが、どれも方向性が明らかですし、独自の魅力が付加価値になっている印象です。

コンセプトメイキングを追求すると、個性が浮き彫りになって他との違いを見せつけられますから、魅力溢れる商品開発において必要不可欠です。
商品コンセプトは、消費者の希望とマッチして初めて価値が生まれるので、マーケティングに欠かせませんし、勿論ブランディングにも必要です。

名前からも分かるように、コンセプトは概念を意味しますが、同時に商品開発や企画の根幹をなすものです。
最後まで揺らぐことは許されませんし、拠り所となる原点ともいえるので、途中で変更することは不可能です。

もし、商品開発を進めて商品コンセプトに揺らぎが生じたら、それは最初の方向性の決定に問題があると思われます。
商品コンセプトが曖昧だと、マーケティングやブランディングに重大な影響を与えるので、このような状況は最も避ける必要があるでしょう。

途中で揺らいで方向性を見失わないためにも、コンセプトメイキングはしっかりと練っておくことが重要で、それが後々商品やブランドの成功を左右します。
この概念は商品だけでなく、サービスやデザインというような分野でも応用されています。

つまり、あらゆることに関わる考え方で、どんな場面でも検討してみる価値があるわけです。
マーケティングなら商品の何処を売り込むか、ブランディングであれば何を魅力と捉えてメッセージを発信するかに関係してきます。

商品コンセプトの明確化は、ゴールを見失わない意味で重要なコンパスやGPSといった、ガイドのような役割を果たしますから、ないよりはあった方が断然安心です。

コンセプトメイキングが必要な理由

コンセプトメイキングの重要性は、誰に向かってどのような商品を作るか、そういう根源的な問い掛けに対する答えとなることにあります。
万が一コンセプトメイキングが行われていなければ、商品開発のプロジェクトに関わる人達が、商品を好き勝手に解釈して収拾がつかなくなります。

しかし、商品のコンセプトの一貫性を持たせることで、少なくとも事態が混乱することは避けられます。
感想を述べるにしても、一定の方向性が定まっていれば好き勝手な意見は出てきませんし、混乱を招くこともなくなるわけです。

これは消費者に商品の特徴や魅力を説明したり、ブランドのテーマを発信していく際に欠かせないものです。
実のところ、コンセプトメイキングの重要性はより詳細な部分にも関係しており、各要素がコンセプトの一貫性を決定づけます。

商品開発であれば、色や形に素材など、商品の特徴を決める様々な要素が存在します。
元になるのがコンセプトメイキングで、何故各種の要素を選ぶか、その理由を説明するものでもあります。

具体的には、商品開発の切っ掛けや商品が持つ価値に、開発の狙いや選ぶメリットなどです。
やや抽象的ではありますが、商品を構成する要素の組み合わせのことで、結果的にこれらの集合体がコンセプトの一貫性の根拠となります。

コンセプトメイキングの重要性には気がつきにくいものですが、何も決まっていないとゴールは見えませんし、開発が進み始めても向かう方向が正しいのか不安です。
このように、立ち位置が不明瞭で不安感が強まることがあれば、それこそコンセプトメイキングの不足だといえるでしょう。

壁にぶつかっても乗り越える、道に迷いそうになっても自信を持って前に進む、こういう時に勇気を与えてくれるのがコンセプトの一貫性です。
商品の開発からマーケティングにブランディングまで、どの段階でもなくてはならないのがコンセプトですから、改めてコンセプトメイキングの重要性が分かります。

商品開発の目的や提供を行う対象に印象づけたいイメージなど、コンセプトの一貫性が問われる部分は沢山あります。
コンセプトメイキングの重要性に疑いの余地はなく、見切り発車でこれらの取り組みを始めれば、最後まで完遂できたとしても出来上がったものは曖昧になるでしょう。

あまりにもコンセプトが固まっていなければ、頓挫してしまうことも十分にあり得ますし、計画が失敗に至り損失が発生することもあるので気をつけたいところです。

コンセプトメイキングの成功事例5つ

日用品でお馴染みのライオン株式会社は、コンセプトメイキングを徹底的に行うことで結果を出した成功事例の1つです。
これは会員サイト運営の事例で、最初はオーラルケアの情報共有と問題解決という基本的な方向性のみが決まっていました。

Webコンサルティングを行う半年の間にコンセプトメイキングを行い、ターゲットをマタニティに絞る結論を出し、目標の860%を超える会員獲得を達成しています。

商品ではありませんが、アメリカ前大統領のオバマ氏が度々口にしてきた、イエスウィーキャンのフレーズもコンセプトメイキングの成功事例です。
途中をフレーズを変えることも、アレンジもしていないので、言葉と行動に一貫性が見られるコンセプトの事例なりました。
簡単に覚えられたり人々が口にしやすかったり、単純明快でストレートに伝わることも、大統領選勝利の結果に繋がったと考えられます。

Webサイトのnanapiは、7分で生活を便利にするライフレシピ共有というコンセプトに基づき作られています。
7分と時間を決めていることや、ライフレシピを専門的に取り扱い、それを共有するコンセプトに明確性が窺えます。
サイト名にナナと入っているので、コンセプトは徹底的に検討して決められたのだと伝わります。
サービス公開後、僅か3日で100万PVを達成していますから、成功事例として申し分なしです。

ヴィレッジヴァンガードのネット通販は、遊べるECのコンセプトで開発されています。
生活雑貨を中心に取り扱っていますが、パーティーグッズも扱い充実させることで、文字通り遊べるECサイトとして公開されました。
元々は本屋のサイトなので、一見すると方向性がぶれている見えますが、コンセプトメイキングがしっかり行われていますから、実はヴィレッジヴァンガードの狙い通りです。

老舗スーパーの成城石井は、関東圏を中心に店舗を展開するローカル店ですが、1号店が誕生した1976年以降も右肩上がりの成長を続けます。
その成長の鍵を握るのがコンセプトメイキングで、このお店でしか買えない商品を取り扱い続けることが、成功事例の理由になっています。

勿論、それだけが全てではありませんが、他では扱わない商品を探して仕入れることにより、他店との差別化を実現する結果に至りました。
商品の質と量にも妥協しないこと、それに継続し続けるという揺るぎないコンセプトがあることで、必然的に集客力が上がり売上も伸びているわけです。

商品コンセプトを作る具体的な方法

商品のコンセプトを作るなら、リサーチとコアコンセプトにサイレントマジョリティの3つが大事です。
リサーチは市場調査のことで、業界の動向を分析したり、消費者のニーズを調べるといったものが当てはまります。

市場にはトレンドがありますし、それは常に変化するものですから、何がどう変わるのか知ることは大切です。
一方、コアコンセプトは名前からも分かるように、コンセプトの核となる要素です。

誰に対し、何のために商品を作るのか、何を使ってどう形にするかなどです。
サイレントマジョリティは物を言わない多数派のことで、市場に確かに存在しているものの、欲しい物や必要としている商品のニーズが伝わりにくい存在です。

リサーチではこういう層にも耳を傾け、本当に必要としている商品を具体的にしたり、コンセプトを明確にしていくことが、商品コンセプトの作り方におけるポイントです。
作り方は、リサーチ結果に基づき作りたい商品のコアコンセプトを決め、商品販売ターゲットのペルソナを作り、最終的な商品コンセプトを追求する形です。

20代の男性が店頭で手に取りやすいフレグランス、女性がカロリーを気にせず食べられるパンなど、商品コンセプトのフレーズは実にシンプルです。
ところがこのフレーズを導き出すまでが大切で、サイレントマジョリティを含めたリサーチに始まり、コアコンセプトを経てコンセプトメイキングを完了することになります。

理想的な顧客像を意味するペルソナは、主にマーケティングで活用されていますが、コンセプトメイキングにおいても重宝します。
いずれにしても、コアコンセプトがなければまとめられませんし、コンセプトを決定づけることはできないので、まずはどちらに向かうか方向性を決めましょう。

そこに肉づけをしていく流れで、商品開発やブランドテーマに関わるコンセプトの最終稿を磨き上げていきます。
ターゲットとターゲットに提供する商品、それとどのように提供するかがコンセプトの柱なので、商品の形をハッキリさせるコンセプト作りは重要です。

完成したら開発段階に進みますが、ここで決めたことは最後まで不変ですから、後で変えずに済むよう念入りにブラッシュアップしましょう。
独自性や他が真似できない強みを採り入れると、コンセプトはより強固なものとなって、自信や商品の完成度に結びつきます。

サイレントマジョリティの意見も聞く、これが案外重要なポイントになり得ますから、貴重な意見を逃さないようにすることが肝心です。

コンセプトメイキングを学べる本おすすめ5選

著者玉樹真一郎のコンセプトのつくりかたは、出版社ダイヤモンド社から出ている書籍です。
世界で9,500万台を販売して、3億人もの人を夢中にしたゲーム機のWiiを取り上げ、コンセプトを開発した人物に焦点を当てているのが概要です。
コンセプトとは何か、その根本を問い掛けつつ実例を挙げて解説しているのがこの1冊です。
改めて大ヒット商品を開発した人物と企業の凄さが分かるので、書籍タイトルに恥じない内容です。

松本裕の卒業設計コンセプトメイキングは、建築系学生が取り組む卒業設計を扱い、コンセプト設計を実例で学べる作品です。
卒業設計に挑戦する学生は、それまでの設計演習とは違い、自身が敷地の選定から完成を目指す必要があります。
アイディアが浮かばない、空回りするなど、学生の生々しい本音と問題を解決する先生とのやり取りが、本の中で繰り広げられます。
建築系学生にとっても、それ以外の分野の人にもコンセプトメイキングのヒントになるはずです。

タイトル、成功はすべてコンセプトから始まるは著者木谷哲夫の作品で、ダイヤモンド社が出版社となっています。
マッキンゼー出身の著者がコンセプトの立案力とは何か、それを分かりやすく解説する内容のスタイルです。
世の中のヒット商品には必ずコンセプトがあって、そのアイディアやお金にする力、仲間といった要素が重要だと説きます。
読み進めやすく、日常的に何気なく感じることに対する答えが見つかったりします。

コンセプトのつくり方は、たとえば商品開発にも役立つ電通の発想法というサブタイトルが添えられています。
朝日新聞出版が手掛ける山田壮夫の書籍で、大手広告代理店に勤め大ヒット商品を連発するコンサルタントの著者が、ロジカルシンキングの大体的な方法論を解説します。
面白いコンセプトが作れない理由は、学校や会社で学べることが正しい論理的な方法論にあると著者は言います。
常識を覆し、論理的思考に身体的思考を組合わせ、新しい発想をするコツが身につきます。

コンセプトメイキング変化の時代の発想法は、独自のコンセプトなしでは企業も個人も生き残れない、そう言い切る高橋宣行の本です。
概要は、競争の時代でいかにブレずに済むコンセプトメイキングを行うか、その疑問と答えが書かれています。
国内外の有名企業86社の事例を取り上げ、コンセプトからブランディングにキャッチコピーまで図解入りの解説です。
出版社はディスカヴァー・トゥエンティワンで、出版から10年以上が経過した現在でもトップクラスの人気を誇ります。

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