同調現象とは?
同調現象とは周りの意見に同調する心理現象です。
周囲の人と同じ意見や行動だと安心し、逆に自分だけが周囲と違うと不安を感じる状態のことをいいます。
日本人はそのような傾向の人が多く、マーケティング方法としてあらゆる場面で活用されています。
同調現象の実験例
ソロモン・アッシュの実験というものがあります。
用意された3つの線分のうち見本と同じ長さのものを選ぶという簡単な実験です。
被験者は1人で、それ以外は全員サクラという条件で、この実験を行います。
サクラが正解を選ぶと被験者も堂々と正解を答え、反対に不正解を選ぶと明らかに間違いだと気付いていながら周囲と同じ答えを選ぶ人が多いという結果が出ました。
もちろん、上記のイラストでは、左の枠の線と同じ長さなのは「B」ですね。
多数の人が支持すると少数派の意見も同調圧力で多数派に流れる傾向にあります。
それが購買に繋がり流行を生み出していくきっかけにもなるのです。
同調現象のひとつである「バンドワゴン効果」とは?違いや具体例も紹介
同調現象のひとつにバンドワゴン効果というものがあります。
周囲が流行に盛り上がってる様子を見ると自分もそこに参加したくなる行動現象のことをいいます。
支持する人が多ければ多いほど対象となる流行への支持も上がり、時には社会現象にまで発展することもあります。
具体例を挙げると行列のできるお店などです。
人がたくさん並んでいると行列がさらに人を呼び、話題になります。
それと同様にSNSに何気なく書き込んだことが爆発的にヒットすることもバンドワゴン効果の一種です。
もっと具体的な例を挙げるなら本屋でしょう。
平積みされている本には自然と視線が集まります。
「今、売れています!」などと文言が添えてあるだけでも効果は抜群です。
この効果は意図的に注目が集まるようマーケティング側が広告や宣伝方法を工夫している場合もあります。
心理テクニックは使い方を間違わなければ顧客満足度を上げられるとても優秀な手段なのです。
【応用・実例】同調現象をマーケティングに活かすときのポイントと具体例
同調現象をマーケティングに活用する際はなるべく分かりやすく相手に特徴や強みを伝えることが大切です。
特に購入しようとしている商品について予備知識がない人や調べている時間が無い人は「多くの人が支持しているからこの商品は信用できる」という決定打を求めている傾向にあります。
口コミや商品説明にどのくらいの人から支持されている商品なのか説明すれば購買に繋がるのです。
悩んでいる人の背中を押し、購買意欲を高めるような広告や宣伝が必要です。
具体例を挙げるとすれば「50代主婦の9割が効果を実感」や「多くの人に選ばれています」という言葉をつかった商品紹介です。
大多数の人が支持していることが分かる内容のなのでビジネスに非常に効果的です。
特にインターネットを利用した通販サイトやSNSなどは情報が曖昧で決定打になるポイントが少ないため、このような文言が書いてあるだけでも注目が集まり、商品に興味を持ってくれる人が増えます。
購買意欲を高めるにはより多くの人が持っているという安心感を相手に与えることが重要なポイントになります。
人は流行しているものを好意的に感じます。
したがって「大人気」や「話題の商品」という言葉をキャッチコピーに盛り込むだけでも効果抜群です。
商品がより魅力的に伝わり、特別な価値があるようなイメージになります。
看板商品や目玉となる対象にこのようなキャッチコピーをつけると話題になるでしょう。
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