経営に行き詰まりを感じているあなたは、「会社の成長が伸び悩んでいる」「今よりも大きな会社にするための次の一手がわからない」と考えていませんか?
会社の成長には「創業期」「成長期」「安定・成熟期」「衰退期」という4つのステージがあり、ステージが変わる節目のころに行き詰まりを感じる社長は多いんです。
ただ、あなたも知ってのとおり、会社経営ではある状態での停滞が続けば、じきに状態は悪化してしまいます。
つまり「現状維持はゼロではなく、マイナス」ということですね。
そのため、一刻も早く「次の一手」を打ち、次のステージに進んでいく必要があるんです。
そこでここでは、どのように経営の行き詰まりを解消すればいいかについて、くわしく説明します。
目次
事業のライフサイクルと抱えやすい悩みを知って今のステージを把握しよう
先ほども少しだけお話ししたように、会社の成長にはライフサイクルがあり、以下の4つのステージに分けられます。
- 創業期
- 成長期
- 安定・成熟期
- 衰退期
またステージの節目を迎える時期に悩みを抱えやすく、それぞれのステージごとに抱えがちな悩みも異なります。
そのため、会社の今のステージが把握できれば、今どんなことに気をつければ次のステージへの突破口となるのかがイメージしやすくなるんです。
というわけで、それぞれのステージについてくわしく説明しますね。
1.創業期(そうぎょうき)は「やりがいはあるが、資金の調達がムズカシイ」
事業のライフサイクルの第1段階目を「創業期(そうぎょうき)」といいます。
事業を立ち上げたばかりで、売り上げがなく、資金・人材・販路など必要不可欠な要素が足らない状態です。
一方、仕事の自由度ややりがいがもっとも高い時期でもあるので、初期メンバーの持てる資源を最大限に活かして、なかば“根性で乗り切る時期”でもありますね。
事業を展開するには資金がいるものの、上記のように何も揃っていない状態の創業期では、「リスクが高い」という理由で銀行などから融資してもらうのがムズカシイ時期です。
そのため、社長本人や家族・友人などの資金を使うことが多いんです。
こうした事情もあり、創業期の会社の社長の59.2%は「資金調達」に、39.9%は「家族の理解・協力」に悩んでいます。
(参考:小規模事業者のライフサイクル|中小企業庁)
では、創業期の悩みはどのように解決したらいいのでしょうか?
つづいては、創業期の悩みを解決する方法を紹介します。
創業期の行き詰まりを解決するには「事業計画書」を書くのがオススメ
創業期の悩みを解決するには、「事業計画書」を書くのがオススメです。
というのも、創業期には会社の今後の展望を第三者に示すのがムズカシイため、外部から融資を受けるには、事業のしくみやキャッシュフローを客観的に示すことが必要だからです。
また、事業計画書には以下のようなメリットもあります。
- 経営方針や事業目標が明確になり、今後のやるべきことがハッキリする
- 自社の強み・弱みを再発見することができ、これからの戦略を立てるのに役立つ
- 販路を開拓するきっかけになり、顧客を増やすことに役立つ
ちなみに、事業計画書を作成したことがない会社と比べて、「事業計画書を作成したことがある会社は、売上高が増加傾向にある」というデータもあるんですよ。
それにもかかわらず、すべての小規模事業者の半数ほど(53%)しか事業計画書の作成経験がないというのが現状です。
つまり、創業期の悩みを解決するために事業計画書を作ることは、ライバル会社より一歩リードするチャンスとも言えます。
(参考:2016年版小規模企業白書概要|中小企業庁)
さらに、事業計画書をスムーズに作れないなと感じたら、すでに同じ業界で成功している起業家に話を聞くのがオススメです。
手探りで進めようとしていた事業モデルの部分が明らかになったり、まったく気がつかなかった自社の強みに気がつけたりする可能性があります。
2.成長期は「事業に勢いはあるけれど課題の多い時期」
事業のライフサイクルの第2段階目を「成長期」といいます。
事業は起動に乗りはじめ、売り上げは拡大していますが、まだ黒字化はしておらず、自社の経営資源の限界など様々な課題に直面する状態です。
この経営資源の限界については、資金はもちろん、質・量ともに人材が足らないことや、マーケティングや広告の手法がうまくいかないことが挙げられます。
またこうした課題の多い時期にもかかわらず、ワークライフバランスを崩して働いても、なかなか収入に繋がらないため、仕事に対する満足度が低くなりやすい時期でもあるんです。
では、成長期の悩みはどのように解決したらいいのでしょうか?
つづいては、成長期の悩みを解決する方法を紹介します。
成長期の行き詰まりを解決するには、先輩社長の話を聞くのがオススメ
企業としての勢いはあるものの、何かと課題が多くてツラくなりがちな成長期では、同じような悩みを乗り越えた次のステージにいる社長の話をたくさん聞くのがオススメです。
というのも、身近で成功している社長に相談すると、あなたの悩みを踏まえた具体的なアドバイスがもらえたり、苦労話が聞けたりするからです。
するとツラい時期をどうやって切り抜けたらいいのか、具体的なイメージができたり、もっと頑張っている人がいるんだからとヤル気がみなぎってきたりします。
一方、有名な起業家の本を読んでもいいのですが、大企業の社長の本の場合、あなたの悩みとはかけ離れていたり具体性に欠けたりして、あまりピンとこない可能性が高いです。
そのため、まずは自分の周りで成功している、複数人の社長に話を聞いてみるのがいいですよ。
なお、税理士や会計士といった専門家にキャッシュフローなどについての相談をするのもオススメですよ。
こうした専門家は、あなたの会社が抱えているのと同様の悩みを、これまでにたくさん見てきた可能性が高いからです。
ちなみに、定期的に経営相談をしている中小企業では、「収益が増加傾向にある会社が多く、減益傾向の会社が少ない」というデータがあります。
具体的には、経営相談をしている会社の13.3%が増益傾向、53.2%が減益傾向なのに対し、相談をしない会社では増益傾向が7.6%、減益傾向が64.2%だったんです。
このように定期的な相談はとても有効にもかかわらず、相談をしている会社は全体のたった35.7%しかないんです。
もし成長期のステージで行き詰まっているなら、ぜひほかの経営者や専門家と定期的な相談をするための環境を整えてくださいね。
(参考:第3部 中小企業の技術・経営を支える取組|中小企業庁)
3.安定・成熟期は「起業家がもっとも満足しているが倒産リスクを抱えやすい時期」
事業のライフサイクルの第3段階目を「安定・成熟期」といいます。
売り上げはさらに拡大し、一度は黒字化する一方で、ピークを迎えた事業には勢いがなくなり、売り上げの横ばいや陰りが見えはじめる状態です。
またこのステージでは、質の高い人材を確保したり、組織体制を見直す必要性を感じている会社が多いのも特徴といえます。
つまり、さまざまな困難をくぐり抜けてきた会社が、少しずつ大きくなったその母体をキレイに整理し、このまま衰退してしまわないように革新的事業を行うべき時期なんです。
もしこの時期に何らかの対策を行わないと、そのまま事業は衰退し、最悪の場合、倒産の可能性もあります。
ただ、この時期の起業家は仕事のやりがいや社会的評価、収入などあらゆる面での満足度が高いため、現状に甘んじて売り上げの陰りに気がつかない可能性もあり危険です。
冒頭でもお話ししたように、「停滞はゼロではなくマイナス」という言葉をいつも肝に命じて、「事業が停滞しているな」と思ったら対策を考えましょう。
では、安定・成熟期の悩みはどのように解決したらいいのでしょうか?
つづいては、安定・成熟期の悩みを解決する方法を紹介します。
(参考:中小企業のライフサイクル|中小企業庁)
安定・成熟期の行き詰まりを解決するには、仕組み経営を学ぶことが大切
安定・成熟期の停滞感を打ち破るには、それまでに作りあげてきた経営モデルや事業モデル、組織体制など、すべてのものを見直す必要があります。
これらを総合的に見直すには、「仕組み経営」について学ぶのがオススメです。
つまり、これまであなた自身が中心になって運営してきた会社を、他人に任せても問題のない状態にして、あなたが新規事業に参入できるような体制を作るんです。
こうすることで、あなたの力で強引にカバーしてきた部分の修正ができたり、新規開拓によって衰退期に陥ることなく、第二創業期へスムーズに進むことができたりします。
仕組み経営について学ぶには、本で勉強するのもいいですが、すでに仕組み経営に成功しているような、複数の会社のファウンダーと話をするのがオススメです。
4.衰退期は「業績悪化が続くので早急な対処が必要」
事業のライフサイクルの第4段階目を「衰退期」といいます。
売上高や利益が減少し、業績が悪化する状態です。
このままだと会社は倒産してしまうので、衰退期に差し掛かったことに気がついたら、なるべく早く再生に向けた対策をする必要があります。
また、仮に倒産となった場合でも、民事再生なのか、任意整理なのか、それとも自己破産までするのかといった選択枝があり、これも早いほうが最悪の事態を避けられます。
では、衰退期の悩みはどのように解決したらいいのでしょうか?
つづいては、衰退期の悩みを解決する方法を紹介します。
衰退期の行き詰まりを解決するには、社外コンサルタントなど専門家に依頼するのもアリ
衰退期の業績悪化を高いするには、なるべく早急に、かつ的確な経営改革を行う必要があります。
衰退期になって何もしないでいると、キャッシュフローが減少し、あなたが生きていくことはもちろん、従業員や顧客、取引先にも迷惑をかけることになってしまうんです。
そのため、自分や優秀な部下、知り合いの経営者などの力量ではムズカシイと感じたら、社外の事業再生コンサルタントや公認会計士などの専門家に相談するといいでしょう。
ここまで、企業のライフサイクルごとの行き詰まりの特徴について説明してきましたが、あなたの会社の行き詰まりをどのように解決すればいいか、イメージできましたか?
創業期・成長期・安定成熟期の場合は、自社よりもワンランク上の会社の社長と話すことで道が開ける可能性が高いです。
今回の行き詰まりをキッカケにして、ぜひ新たな人脈を作り、飛躍の年にしてくださいね。
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先ほどもお話ししたように、経営に行き詰まったときにもっとも頼りになるのは、同じような経験をしてきた起業家たちです。
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具体的には、以下のとおりです。
- ビジネス実践例や成功事例を知ることで、会社経営や組織体制を見直し、1年間で2.5億円から5億円に売り上げを倍増
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もちろん、ビジネスコミュニティーは数多く存在し、その内容もジャンルもさまざまです。
納得のいく人脈が作れる、ビジネスコミュニティーを探すのがもっとも大切なので、なるべく多くのコミュニティを比較してみるのがオススメですよ。
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あなたの会社の行き詰まりについて、ぜひお話を聞かせてくださいね。
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