マーケティングの心理学

【ビジネス心理学講座】「ハロー効果(後光効果)」をマーケティングに活かす方法を徹底解説

ハロー効果(halo effect)とは?具体例も紹介します

ハロー効果は心理学用語の1つで、後光効果とも呼ばれている認知バイアスのことです。
特定の対象を評価する場合に、その対象者は目立つ特徴に評価が引っ張られてしまうことをハロー効果と言います。
認知バイアスがかかり評価が偏ってしまうので、ハローエラーと表現されることもあります。
ハロー効果という言葉は、Edward Thorndike(ソーンダイク)が1920年に書いた論文に初登場しているのが特徴です。
ハローは光輪のことで、イエス・キリストを始めとした聖人の絵で見かけるものです。
光輪があるのとないのとでは、対象の見え方が変わってきますが、まさにそれこそがハロー効果というわけです。
「あばたもえくぼ」「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」など、日本人でも理解しやすい例えが存在します。
現在では行動経済学にまで発展していて、様々な場面でこのハロー効果が応用されています。

ハロー効果の実験例を紹介します

ハロー効果の実験は、過去これまでに何度も行われていて、Sigall&Landy(1973)の実験が特に有名です。
Sigall&Landy(1973)の実験ではサクラを使い、被験者に身体的魅力が高いあるいは低い女性と結びつきがある、またはない男性の評価が行われました。
その結果、魅力の高い女性と結びつきのある男性が高く評価された結果が出ています。
もう1つの実験Geiselman ,Haight, and Kimata (1983)では、3枚の女性の顔写真で、異なる結果が得られました。
3枚の中央に平均的な魅力の写真を置き、左右により魅力的な顔と、逆に魅力が低い顔の写真を配置します。
更に、3人に友人関係があることを示唆して中央の評価を求めたところ、人間関係の有無にかかわらず、魅力の高い女性の写真に囲まれた人物は高く評価されたわけです。

ハロー効果は日常に溢れかえっている

ハロー効果は良くも悪くも評価に影響を与えるので、実は日常でとても溢れかえっています。
目立つ特徴に評価が引っ張られるのがハロー効果ですから、例えば見た目に特徴があれば、その内容に応じて人物の評価が変わります。
人は中身が重要と言いつつ外見で判断されるのも、ハロー効果の一種と考えることができるでしょう。
根は真面目でも、派手な格好で素行不良な印象を与えると、中身の評価が見た目に引っ張られてしまいます。
学歴も同様に、人となりや性格を表すものではありませんが、結果的に学歴で人格やなどが判断される傾向です。
このように、ハロー効果は望む望まないに関わらず、良くも悪くも評価に影響を与えることから、誰にでも心当たりがあると思われます。
しかし、それもネガティブなことばかりではなく、上手く活用すればメリットに変えることができます。

ハロー効果をマーケティングに活用する具体的な方法を紹介

ハロー効果はマーケティングに活用されていて、ポジティブな面を活かした使い方となっています。
広告に人気の女優やアイドルを使う手法は、見た目の印象やイメージでハロー効果を狙うマーケティングです。
女優やアイドルは見た目の魅力がありますし、人気となれば良いイメージに期待できます。
魅力的な人物が商品紹介をしたり、サービスを利用した感想を述べると、それがハロー効果によってより魅力的に思えてきます。
当然のことながら、消費者はこれらの人物像の印象に引っ張られる形で、商品やサービスを評価する結果に至ります。
インフルエンサーマーケティングも、広義のハロー効果にあてはまる手法の1つで、やはりイメージがビジネスに活用されます。
注目度が高く、影響力の大きいインフルエンサーが商品を取り扱い宣伝を行えば、ハロー効果によって商品そのものの評価がポジティブになります。
プロフィールの充実も有力なマーケティングの方法で、小さな経歴や実績でも、項目の空欄が目立つよりも埋めて充実させた方が魅力的です。
人の経歴これまでを表すプロフィールは、その人を知る有力な手がかりになるので、ハロー効果を上手に活かして効果を得たいところです。
アイディア次第で応用の幅が広がるのがハロー効果ですから、人の心の動きを良く観察して、マーケティングに活用することがポイントです。”

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